ZenPad 8.0を持って東京の離島・青ヶ島を旅してきた

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ASUSの最新Androidタブレット「ZenPad 8.0」。非常に使いやすいサイズ感で通話も可能なので、私はスマホに代わってメインで使っています。SIMフリーでこの値段、かなりよいと思います。

そして今回、さまざまな「有線」テクノロジーから解放された「オフグリッド」の生活でもZenPad 8.0が活用できるかどうかの実験を兼ねて、東京の離島・青ヶ島を旅してきました。

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【関連】青ヶ島に行ってきた

ふだんだったら、旅先で仕事をするためのMacBook Air、撮影用のカメラ、テザリング&通話用のスマホを持ち歩くところを・・・今回のデジタルガジェットはZenPadだけです。おかげで、たくさんの充電器も不要となり、荷物はとてもコンパクト。テキスト入力を快適にするため、外付けキーボードだけは追加で持って行きました。本当はモバイル用のが欲しいけど、ふだんから使っているアップル製のキーボードです。

以下、すべての写真はZenPadで撮影しています。WEB向けにリサイズは行っておりますが、色味の調整などは行っておりません。また、ZenPadで撮影しているため、ZenPadそのものの写真はありません。

オフグリッドを実現するツールとしてZenPadを見たときの感想

青ヶ島で宿泊した先はキャンプ。自前のテント暮らしです。

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テント生活だと電気も有線LANも不便なので、「オフグリッド」の生活をこんな感じで実現しました。

電源はソーラーチャージャーから

今回はZenPadへ「パワーケース」という一体型の外付けバッテリーを装着しました。

パワーケースはZenPadにぴったりくっつくデザインなので、装着しても違和感なく、約2倍にバッテリー残量が増えるのでとても心強いオプション。パワーケースの使い勝手についてはまた後日レポートします。ひとまず、バッテリーは巨大な状態です。

充電はANKERのソーラーチャージャー+EasyAccのモバイルバッテリーを使いました。

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ZenPadを直接ソーラーチャージャーにつなげてしまうと、長時間ZenPadを使うことができなくなるし、盗難や破損の恐れもあるので、一度モバイルバッテリーに充電してからZenPadを充電するようにしました。

ぶっちゃけEasyAccのバッテリーは格安なので、盗難されても痛くはないというのもあります。マイクロUSBケーブルも付属していて便利。容量4,000mAhなので、ZenPadを1回弱充電可能です。

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このやり方で、約5日間の生活においてバッテリー切れになることは一度もありませんでした。ソーラーチャージャー素晴らしい!バッテリーの進化もすごいですね。お天気次第というところは否めませんが、太陽から充電できるのは楽しいです。

※完全にゼロからソーラーチャージャーだけで充電したのではなく、初期段階でZenPad+パワーケースはバッテリー満タンにしています。災害時など、数日間電源が確保できなくても大丈夫だと感じました。

青ヶ島の電波事情

青ヶ島は絶海の孤島でありながら(いや、絶海の孤島であるからこそ)、携帯電話の電波はしっかり入ります。Google play musicのクラウドサーバへUPしている楽曲をストリーミング再生しながら散歩しても問題ナシ。ZenPadは前面上部にスピーカーがあるので、音楽も聞きやすいです。

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真っ暗な夜道をひとりで歩いたりすることも多かった青ヶ島の旅。音楽を聞くことができるのは気持ちの安定のために役立ちました。ついでに、Bluetoothのイヤフォンも快適でした。

【関連】EC Technology® Bluetooth ワイヤレス スポーツイヤホン【レビュー】

また、私がZenPadに刺しているSIMはDMMモバイルの「データ通信専用SIM」です。毎月1,000円以下で利用しています。「音声通話付き」のものではないので、通話はIPフォンアプリを使用しています。IPフォンアプリは電波状況に通話品質が大きく左右されますが、青ヶ島においては問題なく使えていました。

【外部サイト】DMMモバイルオフィシャルサイト

ZenPadはSIMフリーなので、もしドコモの電波が悪かったらauのSIMを誰かから貸してもらうという使い方だって可能です。緊急のときにもSIMフリーというのは心強いですね。

フラッシュがなかった

すっかり気づいていなかったのですが、ZenPadにはZenFoneのような「LEDフラッシュ」がありませんでした。「懐中電灯アプリを使ってライト代わりに」というのはZenPadではできません。iPadなど含め、タブレットではLEDフラッシュが付いていないのが一般的なようです。

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青ヶ島のキャンプ場近辺には街灯がまったく存在しないので、ヘッドライト必須でした。まぁ、タブレットだとサイズが大きいからライト代わりに使うのは大変かしら。せっかくカメラ機能があるのだから、LEDフラッシュも付けて欲しいところ。

ZenPadで仕事はできる?

8インチの画面なので、スマホとは比較にならないほど快適にテキストエディタ、Officeアプリが使えます。特に驚いたのがエクセルの再現度。いままでスマホでOfficeを使うのはどうしても信用できなかったのですが、まったく違和感なく遣うことができました。ちょっとびっくりした。

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海を眺めながら仕事をすることだって可能です。

さらに、日本語入力ソフトATOKのプロフェッショナル版を使っているので、PCで変換した変換履歴がクラウド上に保存され、PC・タブレットで共有することができます。PCで打っていたややこしい文章が推測変換の候補として出てくるのは本当に便利。外付けキーボードを使うことで、PCとほぼ同等スピードで文字入力が行えました。ガシガシ文字を打っても遅延がなくて快適。

【関連】ZenPadで日本語JIS配列のBluetoothキーボードを使う方法

コピー&ペーストの一連の動作は使いづらかったです。Androidの仕様なので仕方ないけれど、テキストエディタで書いた文章をエクセルに貼り付けたい場合など、ウィンドウを「ひゅっ」と表示させて切り替えるのが手間でした(あのアニメーションいらない・・・)。Windows 8みたいにウィンドウを並べることができたらもっと便利なんですけどね。ひとつのアプリだけで作業しているのはとても快適でした。旅先でブログを書いたり、メールをしたりというのであれば、PCを持ち歩く必要はなさそうです。

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ノートPCと違って、タブレットは「キーボードを軸としたヒンジ」がないので、自立させるのはいろいろ苦労しました。逆に考えると、キーボードとディスプレイが分離しているので、自由なレイアウトで作業が可能です。

カメラの使い心地

カバンから取り出し→カメラですぐに撮影できます。画質や操作感の差はもちろんありますが、スマホ+カメラや、PC+カメラ、はたまたスマホ+PC+カメラ(以前の私はこれ)のようにたくさんの荷物を抱える必要がありません。

カバンは古いポーターのショルダーバッグにピッタリ収まりました。画面保護フィルムとかは一切使っていないけど、いまのところキズはありません。

画質については求めるレベルがそれぞれ違うと思いますが、デジタル一眼レフカメラ等に比べると、やはり「色飛び」はしやすいです。ものすごく明るい場所と暗い場所(たとえば青空と草むら)が混在している場面を撮影しようとすると、空が真っ白に色飛びするか、草むらが真っ暗に色飛びしてしまいます。

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それを防ぐための「HDR」という機能もありますが、HDRで撮影すると、なんかちょっと色味が強すぎるというか、ウソくさい感じになってしまいました。

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もちろん、あとから画像加工ソフトを使って色のバランスは調整できるし、決して画質が悪いわけではないので、ご自身の目で判断をいただければと思います(今回はあえて画像の加工は行っていません)。

青ヶ島といえば満天の星空も有名ですが、さすがに星空は撮影できませんでした。夜空が撮れるというアプリも使ったけどダメでした。天の川がキレイだった!

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カメラのもうひとつの難点として、ZenPadは上下左右、どんな向きで持っても使うことができます。カバンからさっと取り出したときに「こっちが上」みたいなことを意識せずに使えるのです。しかし、カメラのレンズは本体右上の裏面に付いています。カバンからさっと取り出して被写体にレンズを向けたら、指で思いっきりレンズを塞いでいたということが、しばしばありました。慣れの問題だとは思うのですが、「えーと、レンズはどこにあるんだっけ」と持ち直す場面が多くありました。

まとめ

ZenPadはSIMフリーで通話もできるので、スマホの代わりに使うことが可能です。パワーケースを併用すればバッテリー切れも心配ありません。充電は汎用的なUSBなので、誰かから借りることもできそうです。ソーラーチャージャーでもカーチャージャーでも大丈夫。外付けキーボードを併用することで、テキストエディタやOfficeアプリも快適に利用できます(画像加工系はまだまだPCですが)。

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薄くて軽いのでカバンにほいっと入れられるし、LEDフラッシュがないのは残念だけどカメラも付いています。今回、「オーディオカバー」は持ってい行きませんでしたが、オーディオカバーを併用すれば大人数でBBQやるときなどにも音量をしっかりと出すことができそうです。

【関連】【レビュー】ASUS ZenPad 8.0用AudioCover

PCや有線LANを使っていたときと違って、充電器をたくさん持ち歩くこともなく、コンセントを探し回ることもなく、テザリングの必要すらなく、さっと取り出してさっと使用。データは常にクラウドで同期。

私は自宅にいるときはMacBook Pro 15とMacBook Airを併用していますが、Airはもういらないんじゃないかと思えてきました。外で作業するときはZenPadだけで十分かも。

ZenPadを初めて手にしたとき、PCやスマホを置き換えることができるかな?とワクワクしました。そして、そのワクワクは見事に実現しました。オフグリッドな環境にいても、ZenPadがあれば仕事も娯楽も対応が可能です。PCだけ・スマホだけでは対応が困難なことを、ZenPadは乗り越えました。新しいライフスタイルの可能性が見えてきました。

もちろん、不満がないわけではありません。

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しかし、そんな不満以上にこの値段でこれだけライフスタイルを変化させることができるのは魅力です。

スマホの進化はかつてよりゆっくりになっています。すっかり熟成してしまったため、「iOS9の新機能はメモ帳!」なんていうズッコケもあります。

【外部サイト】iOS 9 – 新機能 – Apple(日本)

もう、新しいデバイスにワクワクしづらくなっているんですよね。ほんのちょびーっとプロセッサが速くなったとか、薄くなったとか、軽くなったとか、カメラがよくなったとか、そういうのはカタログ値でしかないし、それで10万円とか払うんだったら、分厚くても別にいいやという気になります。

だけど、ZenPadはワクワクできました。オフグリッドな環境でも対応できるし、どこでも仕事できるし、ライフスタイルに変化を与えてくれました。

これからも、こういったワクワクを大切にしていきたいと思います。どこかの空の下で会ったとき、たぶん私はZenPadしか持っていません。

青ヶ島、また行こうーっと。おしまい!