北海道に自生する大麻を取りに行ってはダメなこれだけの理由

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(上記の大麻草画像は東京都薬用植物園で合法的に栽培されているものです)

東京都公認の大麻畑・東京都薬用植物園に行ってみた【2016】
夏が過ぎればハーベスト。今年もまた、東京都公認の大麻畑「東京都薬用植物園」に行ってみました!

北海道には大麻が自生している地域があります。ヌイてもヌイても生えてくるほど繁殖力が強く、津別町や訓子府町などでは大麻抜きが毎年の恒例行事になっているほどです。

しかし、北海道に自生している大麻はゼッタイに取りに行ってはなりません。「タダでハッパを手に入れて、尻から煙が出るまで吸いまくりだぜ!一攫千金だぜ!」と思うのは、大きな間違いです。

これからのシーズンに向けて、その理由を紹介します。

※以下、植物としての表記は「大麻」、嗜好品としての表記は「マリファナ」とします。

北海道の大麻は効かない

北海道の大麻は、昭和以前の時代に繊維を採取する目的で栽培されていた品種が野生化したものです。マリファナとしての使用に焦点を当てて、高度に品種改良されたものではありません。

マリファナの有効成分である「THC」の含有量が1%以下というデータもあります。

【外部サイト】野生大麻と遺伝資源

THCが70%を越えるものが合法的に市販されている時代に、1%って・・・。

液体大麻とは? THC 70%越えまで!【液状大麻】
新日本プロレスに参戦しているプロレスラー、マット・サイダル氏が「液体大麻」の所持で逮捕されていました。液体大麻とは何でしょうか?

マリファナは受粉前の雌株の花部分を主に使用します。そのため、マリファナ農家は雌株か雄株かに目を光らせ、雌株だけを受粉させないように大切に育て上げます。雌株しかできない「フェミナイズド」という種もあります。種から増やすのではなく、クローンで増やすのが一般的です。

【書評】Approach to Cannabis
医療向けに大麻が合法化されているカリフォルニア州において、その栽培作業に従事したYusuke SuzukiさんのZINE「Approach to Cannabis」を読みました。

一方、北海道に自生している大麻草は誰も管理していないため、雌株も受粉しまくりです。受粉しているからこそ、種ができて自生が続いているわけですね。

農家が大切に育てているミカンと、そこらのお寺の木にできているミカンぽい果物の味がまったく違うように、北海道の大麻はとにかくヘボいです。吸ったところで、ノドが痛くなるくらいの効果しか感じられないでしょう。

北海道の大麻は売れない

マリファナを購入するときは、多数のブランド(品種)から、好みに応じたものをチョイスするのが一般的です。北海道のマリファナは「道産子」という名前で知られていますが、前述のように「ヘボい」ため、その名前を聞いてサイフのヒモが緩む人は少ないと思われます。

ムツゴロウさんが作ったというウワサがまことしやかに流れていた「ムツゴールド」は、残念ながら都市伝説のようです。

ムツゴールドの真相を調べてみた
ムツゴロウ氏は大麻栽培免許を持ち、自ら開発した「ムツゴールド」なる品種はカンナビスカップで入賞するほどの実力らしい・・・というウワサの真相を調べてみました。

日本酒なんかと同じですね。密造酒みたいなのを持っていったところで、誰も相手にしてくれないでしょう。

なお、奄美大島の「SHIATSU KUSH」は一流ブランドになっています。奄美大島+指圧ということで、ビッグダディとの関連も疑われた品種です(美奈子さんが初登場したときの「ラスタベイビー」というハデなハッパ模様のパーカーが嫌疑に拍車を掛けました)。

キミはShiatsu Kushを知っているか?
奄美大島で密かに育てられてきたという伝説のマリファナ「Shiatsu Kush」について調べてみました。

北海道の大麻は見張られている

日本の法律では、大麻の所持・栽培がいまだに禁止されており、ごく少量であっても懲役刑の対象です(罰金刑では終わりません)。

自生しているエリアでは、収穫シーズンになると警察も見回りを強化します。観光地ではなく、遠くまで見渡せる田舎町だから、外部の人間がレンタカーでウロウロしていたらすぐに職質されてしまいます。

警備が厳しい場所へわざわざ行く必要はないでしょう。そう思うと、なぜ田中聖さんは渋谷のクラブ街に車で行ってしまったのかと・・・。

KAT-TUN元メンバー 田中聖さんが大麻所持容疑で逮捕!
スカパー「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」では、まさかの「リアル尿検査」で覚醒剤疑惑を払拭した、KAT-TUN元メンバー 田中聖さん逮捕が大麻所持容疑で逮捕されてしまいました。

大麻はヤクザのシノギになっている

大麻がきちんと管理栽培され、合法的に入手できる先進国と違って、日本では「違法なもの」なので、反社会性力のシノギ(資金源)になってしまっています。最近のニュースを見ても、大規模栽培をしているのはだいたいヤクザの人たちです。

【外部サイト】倉庫で1.1万本の大麻草栽培、4被告に懲役5~10年求刑 和歌山、摘発時は20億円相当が成長 – 産経WEST

※上記のニュースによると、末端価格20億円規模の栽培をしていたのに罰金は300万円とのこと。

もし、あなたが北海道の大麻を手に入れて販売しようとしたならば、シノギをジャマされたヤクザは、警察よりも強い力で攻撃をしかけてくるかもしれません。

医療大麻を必要としている人でさえ、安全に大麻を所持できない日本の法律には疑問を感じます。

どんな大麻であれ、逮捕される

日本の法律は「大麻」の所持・栽培を一律に禁止しています。それは、どれだけ高級な品種であっても、北海道に生えているクソネタであっても同じです。「これは北海道で拾ったものなんです!」という言い訳は通用しません。

鳥の餌に入っている種を発芽させただけで逮捕される世の中です。

鳥の餌用の「麻の実」から大麻が栽培できる?
驚きのニュースがやって来ました。鳥の餌用に販売されている「麻の実」から、大麻を栽培していたというのです。マジか!

好奇心の赴くままに北海道へ行って、無事に野生の大麻と出会ってレンタカーの後ろに山積みにしているところを見つかってしまったなら「大麻に強い執着心を持ち、計画的に行動したため情状酌量の余地なし」になるでしょう。

いましばらく、待ってみましょう

トビもしないし、売れもしないし、ヤクザからは目をつけられる。そんなもので逮捕されるのはあまりにバカらしいです。

2018年からカナダやアメリカ・カリフォルニア州では、医療目的で必要な人が使える医療用大麻に加えて、一般の人が娯楽のために使う嗜好用大麻が解禁されます。2017年の現在でも、「ディスペンサリー」と呼ばれる医療用大麻の薬局はそこら中にあって、優しい目をしたご老人がQOLの向上のために大麻を合法的に購入・使用しています。

カナダの大麻ショップを写真でレポートいただきました
映像作家・写真家の柳田好太郎さんより、リアルなカナダの大麻文化が分かる写真を提供いただきました!ありがとうございます!!!!!!

大麻の不法所持で逮捕されて「前科者」になってしまうと、「薬物で逮捕された危険人物」とされ、海外旅行へ気軽に行けなくなる恐れがあります(入国審査でNGをくらいます)。

それぞれの国の法律や文化を尊重し、いましばらく待ってみましょう。