智頭町の大麻栽培「八十八や」代表が逮捕された件は心底ガッカリした

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鳥取県智頭町で古くから行われてきた「大麻栽培」の復興を目指して、合法的に大麻の栽培を行っていた「株式会社 八十八や」の代表と同社の社員2名が、合法的に栽培していたものとは別の(違法な)大麻を所持していたことで逮捕されました。

【外部サイト】「町おこし」大麻栽培の男逮捕=所持容疑「使うため」-中四国厚生局:時事ドットコム

大麻取締法違反容疑で同県智頭町、農産物加工販売会社「八十八や」代表の上野俊彦容疑者(37)を逮捕した。厚生労働省によると、「他人からもらい、自分で使うために持っていた」と容疑を認めているという。

同社の捜索で従業員の男2人の大麻所持も発覚し、麻薬取締部はいずれも同容疑で逮捕。3人の入手ルートなどを調べている。

上野容疑者の逮捕容疑は4日、自宅で乾燥大麻88グラムを所持していた疑い。

(上記ニュースサイトより引用)

この大麻畑は、安倍首相夫人・安倍昭恵さんが訪問したことでも話題になった場所です。

鳥取県智頭町の大麻畑を訪問した首相夫人がよかった
鳥取県智頭町の大麻畑へ安倍昭恵さんが訪問され、その様子をご自身のFacebookへ投稿していました。

今回の逮捕が明らかになる少し前に「代表者の所在が不明になっている」という報道があったため、「あれ?どうしたのかな?」と心配していたら、逮捕されていたから連絡が付かなかった、と・・・。

【外部サイト】大麻生産会社に自粛要請 管理責任者不在で智頭町 | 日本海新聞 Net Nihonkai

ハッキリ言って、この逮捕には心底ガッカリしました。

智頭町や全国の大麻農家はもちろん、大麻の復興を願っている日本中の人たちの信頼を裏切る行為。新しい町おこしの取り組みとしても注目されていたのに、なんでこんなことをしたのか・・・。

代表者だけでなく、社員も大麻を所持していたということなので、かなりユルユルな状態だったのだと思われます。誰か「やめよう」と言い出す人はいなかったのでしょうか。所持量が88gと大量だし(まさかの「八十八」や)、「ちょっと一服」という程度ではなく、いつもプカプカとか、来てくれた人をもてなす用だったのかと勘ぐってしまいます。

ちなみにこれで1オンス(約28g)。88gだとこの倍以上・・・。ピローケースに入れる量ですね・・・。

画像引用元:http://greenito.com/news/how-much-is-a-gram-ounce-of-weed/

大麻平和党の党首であり、下北沢の名物店・大麻堂の代表でもある前田(麻枝)さんは、日本で大麻関連の活動を行うに当たって、完全に「禁煙」したと語っていました。

片方で法律をキチンと守っているからこそ、法律に対して意見する。当然のことでしょう。

恐らく、今回の逮捕をキッカケに「株式会社 八十八や」が法人として取得していた大麻栽培免許は取り消しとなると思います。今後は大麻を合法的に栽培することができなくなり、智頭町の大麻復興の取り組みは「大麻取締法違反」という、身も蓋もない理由で終了してしまいます。

とても悲しいです。

これでまた、日本における大麻ビジネスの勃興、医療大麻の研究は遠のきました。先進国では大麻の解禁によって税収が急増したり、難病の治療に使われたりしているというのに、現実と意識の差は開くばかりです。

悲しい・・・。

10月18日追記

芋づる式に逮捕者が出ているようです。

【外部サイト】大麻所持容疑、元町職員を逮捕 鳥取で栽培法教わる:朝日新聞デジタル

中国四国厚生局麻薬取締部に同容疑で逮捕された鳥取県智頭(ちづ)町、上野俊彦容疑者(37)経営の会社=同町=が開催する大麻栽培の講習を受けていたという。

この講習には、近畿厚生局麻薬取締部が今月に同容疑で逮捕した岡山県真庭市の非常勤職員(34)も参加しており、同取締部はほかに、参加者の大阪府内の30代の男数人を同容疑などで逮捕したという。山岸容疑者は「自分で栽培した大麻をほぼ毎日吸っていた」と容疑を認めたといい、同罪で起訴されている。

(上記ニュースサイトより引用)

もうね・・・こりゃ・・・。

町おこしのための大麻栽培じゃなくて、自分が楽しむための栽培じゃん。はー、もー。

10月20日追記

今回の事件を受けて、鳥取県は産業用を含むすべての大麻栽培を禁止するための条例改正に動き始めました。最悪の結果です。

【外部サイト】全国初の「大麻草栽培禁止」へ条例改正 所持事件受け鳥取知事 – 産経WEST

今後県内では大麻草栽培の免許を交付しない方針を表明した。11月開会の県議会に、大麻やケシの栽培を禁じる薬物乱用防止条例改正案の提出を目指す。

同県によると、条例で産業用を含めた大麻草の栽培を禁じるのは全国で初めてという。

大麻草の栽培には大麻取締法に基づき知事の免許が必要。平井氏は「県独自の厳しい基準や監視のもとでも、このような事態を防ぎきれなかった。再発防止の究極のやり方だが、こうするしかない」と述べた。

(上記ニュースサイトより引用)

きちんと監督できていなかったのは鳥取県の失態じゃないの?という気もしつつ、顔に泥を塗られた以上は黙っていられなかったのでしょう。

全面禁止です。産業とか医療とか関係なしです。

アメリカでは大麻の解禁で税収が一気に増えてスマホブーム以上と言われるほど新しいマーケットが産まれて、高齢者の医療に活用できてQOLが向上して・・・なのに、日本では全面禁止です。

今回の事件で失われたものはあまりに大きすぎます。歴史に残る転換点です。

本当に残念すぎます。