国産CBDオイルにまつわる、たくさんのウソ

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産業用大麻(ヘンプ)から作られた「CBDオイル」が日本でも人気となったため、さまざまなメーカー、販売店が乱立するようになりました。

CBDオイルがアマゾンから届いたので使ってみた
アマゾンでオーダーしていたCBDオイルが到着したので使ってみました。新しい可能性を感じさせてくれる体験でした。現在は正規代理店からの購入をオススメします。

たくさんの選択肢があることは喜ばしいですが、あまりにムチャクチャな商売をやっているところが増えてきたため、注意喚起として記事を作成します。

まず、最初に断言します。「国産」を謳うCBDオイルは絶対に選んではいけません。

国産CBDオイルと大麻取締法

「国産」という言葉を聞くと、日本国内で製造されたものと想像しますよね。しかし、日本国内には「大麻取締法」があるため、産業用大麻(ヘンプ)であっても自由に栽培することはできません。

産業用大麻(ヘンプ)を栽培したいときには、どのような目的のために栽培したいのかをきちんと申告し、「大麻栽培免許」を取得する必要があります。たとえば「繊維を取るために栽培します」みたいな感じです。

過去には「マリファナとして喫煙するために大麻を栽培します」と申告して大麻栽培免許を取ろうとした猛者もおられましたが、許可は下りませんでした。

また、栽培免許を持っているからといって、何をやってもよいというわけではありません。申告した内容とは違う目的で使用すると、栽培免許は取り消しされ、場合によっては大麻取締法で逮捕されます。2016年には鳥取県 智頭町で大麻を栽培していた企業が、許可を得たものとは違う大麻を所持していたために逮捕されました。

智頭町の大麻栽培「八十八や」代表が逮捕された件は心底ガッカリした
鳥取県智頭町で合法的に大麻の栽培を行っていた「株式会社 八十八や」の代表が、自身が栽培していたものとは別の(違法な)大麻を所持していたことで逮捕されました。

国内で産業用大麻(ヘンプ)を育ててCBDオイルを製造したいときには、「CBDオイルを製造します」という目的を申告して、大麻栽培免許を取得する必要があります。しかし、日本国内でそのような申告をして認可を受けた人は誰もいません。

つまり、「国産CBDオイル」の原材料となる産業用大麻(ヘンプ)は日本国内では製造されていないのです。

ビンに詰めるだけで国産になるの?

「国産」を謳うCBDオイルのカラクリは簡単です。海外から濃度の高いCBDオイルや、CBDの結晶粉末を購入し、日本国内でビンに詰めているだけです。はたしてこれは「国産」と呼べるのでしょうか?

たとえば、「濃縮果汁還元」という種類のジュースがあります。果汁の水分を飛ばして濃縮し、後から水で薄めてジュースにしたものです。カリフォルニアのオレンジ果汁を輸入して日本で水を加えたからといって、それを「国産オレンジジュース」と呼ぶのはムリがあるでしょう。しかし、CBDオイルはそのような宣伝がまかり通っています。

たとえば、こちらのCBDオイルは10ml内に1500mgのCBDが含まれています。

15%CBDオイルドロップ CBD 1500mg/10ml
価格 28,000円(税込)

これにオリーブオイルを20ml加えれば、1500mgの超高濃度 国産CBDオイル 30mlが完成してしまいます。儲かりそうですよね。

「純度」と「濃度」による印象操作

国産CBDオイルでは「純度の高い原材料を使用」とアピールされていることがあります。

うん、それはそうかもしれません。でも、実際に摂取するときに大切なのは「純度」ではなく「濃度」であり、CBDの含有量です。

もちろん、海外メーカーも純度の高い原材料を使用しています。スロベニアの「ファーマヘンプ社」であれば、自社で広大な産業用大麻の農地を持ち、最新の設備でCBDを抽出しています。鍋でぐつぐつ煮込んで抽出するような方法は、どこのメーカーも行っていません。

海外の原材料を使用しながら、その一方で海外製品を侮辱するような宣伝が行われているのは非常に悲しいことです。

余計な付加価値による印象操作

「国産」を謳うCBDオイルには、「CBDに加えてこんな成分も配合!」というものが少なくありません。しかし、その成分によってCBDの効果が高まるのかどうかのエビデンスは何も示されていません。ひょっとしたら阻害しているかもです。

余計なものは入っていないのが一番でしょう。

正規輸入品を選びましょう

日本国内では大麻取締法があるために、CBDオイルや医療大麻の分野では圧倒的に後進国です。何も研究されていないと言ってよいくらい、何も分かっていません(大麻取締法のために研究できません)。

カナダでは医療大麻薬局がごく普通に営業し、QOLの向上のために利用されています。日本の感覚だと、街中で大麻が合法的に販売されているなんて信じられないですよね。

カナダの大麻ショップを写真でレポートいただきました
映像作家・写真家の柳田好太郎さんより、リアルなカナダの大麻文化が分かる写真を提供いただきました!ありがとうございます!!!!!!

現時点でもっとも安心できるのは海外のメーカーが製造し、正規代理店が日本へ輸入したCBDオイルです。

個人的にはスロベニアの「ファーマヘンプ社」がお気に入り。正規代理店がありますし、品質と値段のバランスがとてもよいです。

オススメ!ファーマヘンプ社のCBDオイルまとめ【通販】
さまざまなメーカーが乱立し始めたCBDオイルですが、個人的にはスロベニアのファーマヘンプ社が一番のお気に入りです。まとめて紹介します!

いつか本当の「国産CBDオイル」が製造される日が来るのでしょうか。

そのためには「国内ではCBDオイルや医療大麻の研究が大麻取締法によって自由に行えない」ということをきちんと問題視して、自称・国産CBDオイルに惑わされることなく、問題提起をし続けることが大切だと思います。