さよならブラックロックシティ。
昨日でイベントも終了し、たくさんの人が帰っていきました。
あんなに騒がしかったブラックロックもまた元の砂漠へと戻りつつあります。
今日は朝からとても風が強く、ちょっと不安な天候です。
まずはガーラックへ向かい、メシでも食ってから昼過ぎにエンパイアへ行き、夜にまた地獄道であるハイウェイ447を走りまくれば明日の朝にはピラミッドレイクに到着できるだろう。
なんだかとても寂しくなり、つい下を向いて歩いていたらてんでムチャクチャな方向へ進んでしまいました。
そう、イベントが終わったからって寂しがっていてはいけません。
下を向いていたら進む方向が分からなくなります。
ちょっとがんばって前を向いて進んでいこうと思います。
さよならブラックロックシティ。いざ出発です。
出口に向かう途中で車に乗ったトップレスのお姉ちゃんと、
「どこまで行くのー?」
「リノでーす!」
「本当にー? がんばってねー!」
「いえーい! サンキュー!」
「リンゴ食べるー?」
「食べまーす!!」
というやり取りの結果リンゴをもらいました。
トップレスということも含め、ありがとうございました。
まいった・・・。
ものすごい強風でスピードがぜんぜん出せず、ガーラックへ到着した時点でヘトヘトになってしまいました。
んで、いつものようにコインランドリーで充電&洗髪をしてブルーノのところでメシを食おうとすると、なんと満席。さすがバーニングマン時期は繁盛してます。うーむ。
まぁお昼時だし、ちょっと近くの「タワーパーク」という公園で時間をつぶしてからまた行くと、これがまたまた満席。
しかも入り口を開けたときに西部劇みたいな男3人とガンの付け合いをしてしまった。負けませんぜー!!
いつまでたっても満席だし、腹も減るのでしょうがなくエンパイアの町まで進むことに決定。エンパイアは10マイルも離れていないのですぐ到着できるでしょ。ということでスタート!!
ヤバイ!
完全な向かい風で1マイル進むのも困難な状態!! しかもエンパイアに到着した途端にものすごい砂嵐!!!
砂嵐で視界ゼロ。まさに一寸先も見えないほどの闇。さらに猛烈な風でチャリにまたがることもできない。車も進むことが危険なため止まっています。
どうするマガリ、どうなるマガリ?
うわー、こんな状況で大丈夫なんかいな俺。しかも疲労がついにピークに達したらしく、突然の鼻血!
まったく止まることなくブハブハと出続ける血を喉に流しつつ、自分の体がかなりヤバイ状態であることを痛感していました。
思えば今回の旅を始めてからというもの、熟睡したことはないし、もう10日以上風呂に入っていないし、食べるものも皆様のおかげで例年になく豪華であったとは言え、カップ麺や慣れないアメリカ飯。
そりゃ疲れもたまるってーの。
危険だ・・・危険だよな・・この状況でハイウェイ447を進むのは・・・。
でも戻っても仕方ないし、進むしかないものな・・・。
とりあえず砂嵐が少しでも収まるのを祈りつつ、エンパイアストアの前に力なく座り込む。
なんともかんとも底力が沸いてこない・・・。揃いすぎた悪条件に気力が薄れていく・・・。
そんな、生きる屍と化していたマガリに一人の男が声をかけてきました。
「あんたどこまで行くの? この風じゃ自転車はムリだろ。リノまでなら乗せていけるぜ」
マージーでー!!
はい。正直に言います。車に乗せてもらいました。
そのかわりリノじゃなくてニクソンまでね。リノにも行きたかったけど、ピラミッドレイクで汚れた体を清めたかったのでニクソンで降ろしてもらいました。
いやー、つーか本当にムリでした。あの状態では。
ブラックロック往復はかなりムチャな行為だったようです。もし挑戦するならブルーノのモーテルでしっかりと休んでからじゃないと、疲労が蓄積されまくった体ではとてもハイウェイ447は越えられません。
それにしてもさすが車は速い速い!
野菜スティックをボリボリ食ったり、変な岩に登って一休みしたり(疲労困憊だったけど岩登りに付き合いましたよ!)、デザートセージの香りで癒されている間にニクソンに到着してしまいました。すげー。
来年また会おうという挨拶を交わし、命の恩人とお別れしました。
そうそう、この男の人は2歳になる子供を連れていたんだけど、その子はバーニングマン3回目だそうです。ってことは0歳のときから!?
ニクソンストアでネット接続を試みるけどうまくいかず。
食料を少しだけ買って、ちょびっと走って、今晩はピラミッドレイクでキャンプです。
つつつ、疲れたー。死ぬかと思った・・・。砂嵐もおさまってるし、なんとかなるかな・・・。
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