マガリが一人でやっているんじゃないのか、幻覚を見ているだけじゃないのか等、ごく一部で意外と人気のバーニングマン対談の第6弾です。
牛バラ煮込みで胸がムカムカしている「大いなる宇宙の意志」とまた語り尽くしました。
マガリ:
最近は肉といったら豚肉しか食べてない27歳。久々に牛肉たくさん食べたら苦しくなってしまい、貧乏に染まった胃袋を憎く思う日々。
期待いっぱいの大いなる宇宙の意志:
インナースペースよりわき出てきた意識体。司会進行を司る。
大宇宙:マイドマイド。
マガリ:マイドでございます。
大宇宙:いやー、非常に遅くなりましたけどバーニングマン2003お疲れさまでした。
マガリ:いやー、今年も楽しかったですねぇ。
大宇宙:今日はちょいと2003年の話を伺おうと思いまして、思ってる次第でありますよ。
マガリ:はい。
大宇宙:まず、どうでした? ぶっちゃけ。
マガリ:日本人がたくさんいました! ちょっと驚きました。ふつうに歩いててすれ違うってのは初めての感覚でしたね。
大宇宙:ほほー。何人くらいいたんですか?
マガリ:たぶん40人はいたと思います。すごいですよね。
大宇宙:そりゃすごいですね。増えてますねぇ。
マガリ:まぁそれでも全参加者3万人のうちの40人ですから、0.1%くらいなんですけどね。僕は比較的日本人とよく出会ってたけど、ぜんぜん日本人を見かけなかったっていう人もいたし、キャンプしてた場所がなんとなく「日本人好みな場所」だったのかもしれないです。
大宇宙:なるほどなるほど。
マガリ:でもほんと、いろんな人がいて楽しかったです。もう毎年会ってる人もいるし、里帰りしてるみたいです。
大宇宙:天気はどうでした?
マガリ:今年はすごく天候に恵まれて、快適でしたねー。昼間なのにちょっと涼しすぎるかなって思う日もあったけど。あ、でも風は強かったです。最初の日に、テントで寝てて目を覚ましたら目の前にテントの足があってビビリました。風で足が曲がっていたんですよ。
大宇宙:え? 大丈夫だったんですか?
マガリ:近所の親切なパワフルおっさんがペグをムチャクチャ強力に打ってくれたんでその後は大丈夫でした。
大宇宙:そういうところは本当にサバイバル生活っぽいですよね。
マガリ:そうですね。日本のレイブじゃ考えられないほどしっかりとテントを設営して、ペグというよりも「鉄の杭」で固定して。ものすごく頑丈に作っておかないとすぐ壊されてしまいますから、そういうところはサバイバルですね。
大宇宙:サバイバルといえば食事はどうでした?
マガリ:まぁ毎年のことながらベーグルとビーフジャーキーをメインに、今年はカップ麺も主食にしてました。
大宇宙:おー、すごい。去年よりちょびっとだけパワーアップしてますね。
マガリ:でもお湯を沸かそうと思って買っていったガスの燃料が、どうもコンロ側と規格がちがってたらしく、どうにもこうにも使えなかったんですよ。それで途方に暮れてたら近所のおっちゃんがガスコンロセットを貸してくれて。
大宇宙:いい人多いですねぇ。
マガリ:そうなんですよね。まったく見ず知らずの人のテントに遊びに行って一緒にメシ食ったり、プレゼント交換したり、そういうのって今の日本のレイブじゃなかなかないですよね。
大宇宙:あー、そうかもしれませんね。
マガリ:レイブパーティーのいいところを極端に拡大解釈したのがバーニングマンの一面だと思うんですよ。純粋に「祭り」っていうか。もう、自分のものも人のものも区別なく、とにかく楽しければOK!ていうノリで、誰とでも大声で喋りあって笑いあって、後ろから車がやってきたら勝手に飛び乗って大騒ぎして、困ったことがあれば助けてくれるし、おそらく世界中であれだけ奇声と笑い声をあげられる場所はないと思います。
大宇宙:はははは。
マガリ:バーニングマンってアメリカで行われてるじゃないですか。で、今のアメリカって全然いいイメージないじゃないですか。でもブラックロックシティは別の国です。別の国っていうか、別の星なんですよね。
大宇宙:しっかり遊びました?
マガリ:うーん。あんまり遊んでないかもしれないです。友達の間で話題になっていたキャンプもあんまり見てないし、夜中ずっと踊ってるってこともなかったし。
大宇宙:なにやってたんですか?
マガリ:いやー、なんだか分かんないけどとにかく時間の経つのが早いんですよ。目を覚まして、メシ食って、ちょっとウロウロしてたらもう日没で、またメシ食って、気がついたら12時とかになってて、寒いなーとか思ってたら、あっという間に日の出になって。とにかく早かったですねぇ。毎日毎日なにやってたんだって思うけど、よく分からんくらいの早さでした。時間軸が歪んでいるのかもです、あそこ。
大宇宙:なるほどなるほど。
マガリ:だから来年はもっとしっかり遊びたいですねー。つーか、もうパソコン持っていくのはヤメにします。
大宇宙:あれ? そうなんですか?
マガリ:今年は会場からネットで中継します!ってやってたんだけど、いざ到着してみたら電源の確保は困難だし、無線LANの電波は届いてこないし、砂嵐は怖いしで、かなりいろいろ気を遣うことになってしまったんです。だからもう、そういうのはナシにして、遊ぶときは遊んで、日本に帰ってきてからサイトは作ろうかなぁと。
大宇宙:結局ほとんどリアルタイム更新してませんでしたもんね。
マガリ:ぎくっ! ・・・はい。速報ページに期待してた皆さんには申し訳ないと思います。でもあの場所でパソコンいじってるなんて本当に辛いんですよ。遊んでいたいっつーの。俺はSPECTATORじゃないし、仕事で来てるんじゃないんだから。
大宇宙:それで早くも来年が楽しみになってるわけですね。
マガリ:はい。来年は原点に戻って、スチールカメラ1つで行こうかと思います。ビデオカメラもパソコンもなしで。本当は写真も撮りたくないけど、まぁサイトもやってるし、写真だけは適当に撮ってこなきゃ更新できないもんで。
大宇宙:なるほどなるほど。ところで、来年に向けての抱負ってありますか?
マガリ:「カブリモノ」を作りたいなーと構想中です。あともう自転車はやりません。リノのカジノで勝ちたいです。英語ももっと勉強します。日本人の参加者が増えればいいなと思ってます。バーニングマンの会場内での写真展示もまたやりたいですね。今度は「めざせブラックロック!」を翻訳して展示するとか、そういうのを。
大宇宙:そうですか。来年は28なんだからそろそろちゃんとしたらどうですか?
マガリ:まぁまったくその通りなんですけどね・・。しゅるるるー。
-2003年12月 収録-
■連続対談7へ進む