会場内はMANを半円状に囲むようにして区画分けされ、キャンプサイトが作られます。キャンプサイトには円周状に6つのストリート、それを横切る形で17のストリートが決められ、それぞれにストリートネームをつけて看板が立てられます。
円の中心部にいるのがバーニングマン。音をメインで楽しみたいなら先端部分、センターカフェでまったり過ごしたいなら中心部分でキャンプすることをオススメします。
ちょっとわかりにくいけどド真ん中にいるのがバーニングマンね。んで、左図で赤く塗られている部分はテーマキャンプ(アートパフォーマー集団)とオフィシャル機関のリザベーションエリアとなっていて、事前にバーニングマン・オフィシャル( http://www.burningman.com/ )に登録しておいた人たちだけがキャンプを行うことができます。
こういった目立つ場所は普通の人たちの生活キャンプではなくて、アートパフォーマンスをする人たちのための場所ってことです。それ以外の場所はどこでも自由にキャンプ可能です。どれだけデカイ場所を占有してもかまいません。
キャンプを決めたら、自分のキャンプサイトがどこなのかしっかりと記憶しておきましょう。何ストリートの何時のところなのか、近くになにか目立つもの(ネオンとかオブジェとか)はあるのか、暗い中でも発見可能なのかどうか確認しておきましょう。うろうろしていると、時として自分が東西南北のどっちに進んでいるのかさっぱり分からなくなることがあります。中心にいるバーニングマン像やセンターカフェを目印にして、進行方向を把握しましょう。
とはいえ、マガリも毎年迷ってしまいます。どうにもこうにも本気で迷ったときにはブラックロックレンジャーに助けを求めたり、近くのキャンプで朝まで眠らせてもらうとよいでしょう。明るくなれば案外分かりやすかったりします。
特にバーニングマン像が燃やされた後は、目印がなくなるため、強烈に方向感覚がなくなります。「バーニングマンが燃えたらみんなで遊ぼうぜ!」という約束はかなり難しいです。バラバラになるし、場所も分からなくなります。
道に迷ったら、まず落ち着いて、とにかく明るい方向へ歩いてみましょう。
夜は懐中電灯・大量のルミカを忘れずに
人が大勢いて賑わっているところは明るくても、少し離れると途端に真っ暗になります。必ず懐中電灯を携帯し、他の人から見えるように体にはルミカを付けておきましょう。
マガリは2003年のとき、初日っから懐中電灯をなくして大変でした(ボケすぎという声もある)。できれば予備も一つ持って行った方がよいでしょう。頭に固定できるヘッドライトも便利です。
また、自転車にも必ずライトを付けましょう。会場内にはさまざまなアートインスタレーションがあります。暗い中を走ってぶつからないように、安全のためにライトを取り付けて下さい。
逃げ場のないプラヤの砂
ブラックロックデザートの地面は「プラヤ(Playa)」と呼ばれる独特なものです。
その砂は石灰の粉のようにきめ細かく、どんな隙間からも入りこんできます。手や足や衣類や寝袋はあっという間に白くなり、常に砂埃が舞っているためにどれだけ掃除をしてもきりがありません。
砂嵐が吹き荒れるブラックロックデザート
強風が吹けば一気に砂嵐となります。砂嵐の中では視界がホワイトアウトして何も見えません。ゴーグルやサングラスがないと目を開けることすらできません。ブラックロックデザートでの生活=プラヤの砂との生活です。
カメラ等の精密機器も十分に気を付ける必要があります。砂が入り込みそうな部分(液晶画面と本体の間、いろんなコネクターをつなげる箇所等)はテープでマスキングして隙間をふさいでおきましょう。マガリのビデオカメラはあっさり壊れてしまい、修理に出したところ「中にすごい砂が入ってましたよ!」と言われてしまいました。
コンタクトレンズを装着するときも大変です。指でレンズを取った瞬間から汚れていて、それを目に入れるのは勇気がいりました(でも1週間連続装用タイプのコンタクトはオススメできません。ものすごく乾燥していて砂埃がひどい環境において、1週間も同じレンズを付け続けることは危険だと思います)。
乾燥しているときにはきめ細かい土も、水分を含むと強力な粘着力を持つ泥に変わます。そして靴の裏や自転車のタイヤに貼り付いてきます。散水車が通った後など、泥状になっているところには足を踏み入れない方がよいでしょう。とにかく泥の粘着力はすごいです。一度引っ付いたらなかなか取れません。
ブラックロックに来たら砂で汚れるのは仕方のないことなのであきらめが大事です。いくら掃除をしても無駄です。それに要する時間を遊びに費やしましょう。
トイレとシャワー
会場には汲み溜め式の簡易トイレが多数設置されます。環境を守るため、野グソは慎みましょう。
トイレは日本の一般的なキャンプ場よりずっとキレイです。毎日交換してくれてます。トイレットペーパーも基本的にちゃんとあります。人が多いエリアではトイレも行列するため、尻穴ギリギリまで耐えてから行くのは危険です。
また、トイレの中に吸殻や残飯、生理用品やゴム製品、紙オムツなどは絶対に捨てないで下さい。詰まってしまいます。
PLAYA TIPS
・並んでいる人の心理として、両端にはあまり行かないために使用頻度が少ないです。両端のトイレを狙いましょう。
・トイレに入ったら便座のフタが開いているか否かだけを確認して、便器の中を見ずにすぐ後ろ向きになり静かに腰掛けましょう。
・日中の暑い時間帯はトイレの中も蒸し暑くなってしまいます。涼しい時間帯に行っておきましょう。
・夜行くときは懐中電灯を忘れずに。中は真っ暗です。
水浴びの方法
公共のシャワーや風呂場は設置されません。各自でキャンプ用のシャワーキットやペットボトルの水を使って水浴びしましょう。
髪の長い人は乾燥でバリバリのナチュラル・ドレッドになってしまいます。布でくるんで保護したり、目の粗いクシを持って行きましょう(目の細かいクシだと通すこともできなくなります)。
散水車で水浴び
みんな全裸で後を追いかけます。とても気持ちのいい瞬間です。
持ち水が限られていてシャワーを浴びることができない!という人はぜひ「散水車」を利用して下さい。
プラヤの大地は非常に乾燥していて砂埃がたちやすいため、散水車が水をまき散らしながら会場内をぐるぐる回っています。 散水車を見つけたらすぐさま全裸になり、後ろにぴったりとひっついて水浴びしまくりましょう!
マガリはずっとこの方法で水浴びしていました。散水車を見つけるなり全裸になって全力疾走する姿を目にされた日本人の方も多いと思います。この場を借りてお詫び申し上げます。
日本の感覚だと「1週間も風呂に入れないなんて!」と思われるかもですが、プラヤはメチャクチャ乾燥しているんで汗をかくこともなく、ムレることもないため意外と平気です。水浴びしなくても体臭がドギツクなることはありませんし、不快感もありません。これが日本だったら・・・クワバラクワバラ。
汚水処理について
カップ麺の残り汁、歯磨きをしたときのうがい水、シャンプーをしたときの泡だらけ水など、生活排水(グレイ・ウォーター)をプラヤの大地にそのまま流すのは避けるべきとされています。
これらを処理するために、黒いビニールシートで「汚水を日光で乾かすプール」を作り、そこに溜めるようにしましょう。昼間の灼熱の太陽で水分が蒸発され、ゴミだけ残ります。最終的にこのゴミだらけのビニールシートを持ち帰って処分しましょう。
グレイウォーター・プール
生活排水はここに溜め、蒸発させて処理します
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