地方に移住した方が生産性が落ちると感じた理由 5つ

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祖母が他界したこともあって、島根県の実家へ数日帰省していました。慌ただしい東京を離れ、のんびりとした田舎の暮らしは・・・まっぴらゴメンだと感じました。

地方移住がもてはやされていますが、私は地方に移住した方が生産性が落ちると感じました。本日は、その理由を5つご紹介します(反対に言えば、これらの項目をクリアできるなら移住していいんじゃないかと思います)。

欲しいものは買いに行かなくてはならない

実家にいたときにLANケーブルが必要になりました。東京ならAmazon Primeやヨドバシカメラの通販を利用すれば当日中に届くような買い物でも、実家では車を数十分運転して家電量販店へ行かなくてはなりません(もしくはAmazonが届くまで数日耐えるか)。たった一本のLANケーブルのために時間を消費されてしまうのです。

24時間勤務中のようなフリーランス・自営業者にとっては、欲しいものは買いに行かなくてはならない&その間は作業ができないというのはすごく負担です。

移動の中心は車であり、運転中は仕事ができない

どこへ行くにも車を運転する必要があり、当然ですが運転中はPCを開いて作業をすることはできません。東京であれば、電車の中でずーっと作業できるし、居眠りだってできます。

一車線ずつしかない地味な道で渋滞に捕まったときは、本当にどうしょうもない時間でした。

素早く食べられる外食がない

田舎においての外食は「イベント」です。打ち合わせの後にささっと食べたり、夜中にお腹が減ったからコンビニでUFOを買ったりすることはできません。

実家にいるときに「コーラ飲みたい!」と思ったけど、記憶のどこにも自動販売機が出てこなかったので断念しました。東京ならマンションのエレベーターを降りるだけで自動販売機が5つくらいあります。

そもそも、自宅で仕事ということに理解がない

これは周囲にいる人によって大きく変わると思いますが、少なくとも私のまわりにいる人たちは「家の中でPCひとつで仕事をしている」ということへの理解が薄く、「なんで一日中パソコンやってるんだ?」と疑問に思われていました。会社に行っていないなら休みじゃないのか?という理屈です。

また、「マガリくんはパソコンに詳しいんだってねえ。プリンタの設定を教えて欲しいんだけど」とか「着メロを変更したいんだけど」というような、東京の若者なら何でも知ってるだろという思い込みの高齢者と出会うこともよくありました。「東京で流行っているものは何?」と聞かれたときは、とりあえず「EDM」と答えておきました。

田舎には「目標」も「敵」も少ない

東京なら一晩で100万円使って豪遊することは簡単です。しかし、田舎にあるのはせいぜいショッピングモールか居酒屋です。少なくとも、私の実家近辺にはキャバクラや風俗店はありません。ラブホっぽいものはあっても、デリヘルはありません。映画館すらありません。ブランド物はだいたいニセブランド(ポロクラブ等)です。

お金を稼いでも、使い道がないんですよね。高級車を買ったところで、高速道路もありません(ベンツに乗っているとヤクザと言われる)。

そんな環境では、「あいつには負けたくねぇ」というライバルも作りづらいです。地方へ移住した人たちがやたらと東京を小馬鹿にしたがるのは、東京を小馬鹿にしていないとやってられないからだと思います。

また、たまに田舎の農家や漁師さんで、ものすごい年収の人がいますが、あれは稼いだお金をムダ遣いするアテがないので、そのまま設備投資に回されて→結果として年収がどんどん増えていく、というスパイラルだと思います。東京でも稼いだお金を自己投資できればいいんですけど、つい遊んでしまいますよね。

まとめ

私はクリエイティブな時間が大好きです。何かを考えて、作って、アウトプットして、認められて、お金をもらって、それでおいしいご飯を食べて・・・というのが大好きです。田舎にいると、このサイクルが緩まってしまうように感じました。

「自然の中で子育てをする」とか「新しい農法で野菜を育てる」というような、都会では実現できないことを田舎で挑戦するならよいと思います。だけど、「ブロガーとしての収入があるから家賃の安い田舎で暮らす」とか「WEBライターなら田舎でもやっていけそう」のような、都会と同じ仕事をただ田舎でやるだけだと・・・いくら家賃が安くても、クリエイティビティは下がるしかないと思います。

都会の生活というのは本当に効率よく分業されています。

自分で買い物に行かなくても届けてくれて、車を運転しなくても電車が走り、ご飯やファッションや娯楽があり、「やりたい」を叶えられる環境です。生産性を最大化するにはすごくよい環境だと感じています。

以上で5つなのですが・・・もうひとつだけオマケです。

田舎の人でも残酷で、簡単に裏切る

田舎の人はみんな優しくて親切で素朴で、都会から出てきた人を歓迎してくれるなんていうのを期待しているなら、大きく間違っています。これは断言できます。

「自由に住んでいいよ」と、空き家を貸し出してリフォームさせるだけさせたら「やっぱり出て行って」と言われた話や、想像を絶する廃墟を空き家物件として紹介している話、ほかにも個人のことになるので書けないけど、ちょっと引くくらいエグい話をいろいろ耳にしました。

あと何十年もしないうちに、私にも「実家をどうするか」とか「年老いた母親をどうするか」という問題がのし掛かってきます。それまでに・・・まぁ、稼いでおかなきゃなと改めて痛感させられたのでした。