子供のころは雨が強く降るとよく停電してた。
「あ」と思うと暗闇。母親はオレンジ色のNational懐中電灯やロウソクに火をつけて部屋中に置いた。いつもと違う状況をちょっと怖がりながら楽しんでいた。
東京に出てきてから風呂なし四畳半に住んだ。
部屋数多いのにブレーカーは共同の1箇所のみ。みんなが一斉に電気を使うとあっという間にブレーカーが落ちた。
落ちると、ブレーカーに一番近い101号室のヤツが元に戻す。
でも、やっぱりみんなまた同じように使うからすぐ落ちる。
それが何度か続くと、ブレーカー前に集まって会議が始まる。
「俺ギター弾いてる」
「いまメシ作ってんだよ。レンジ使いたい」
「テレビつけてた。彼女来てんだ」
そして、優先順位が決められる。
「ギターはしばらく待ってくれ。すぐメシ作るから。彼女はどうでもいいだろ。厳しく育てろ」
そして、今。
無事に共同ブレーカーからも解放され、しばらくブレーカーが落ちたことのない生活。雨が降っても停電しない生活。
だけど、それに慣れすぎちゃうともし停電になったときに大騒ぎになるかもしれない。
「おいおい、懐中電灯どこだよ?ロウソクどこだよ?キャンプ道具たくさんありすぎてどこにしまってるか分かんねえよ!」
というわけで、たまには停電ゴッコをして感覚慣らしておくのも大事だし楽しいかもです。
今日は新月。明かりを消すには最適な夜!
オカメインコもよろしくお願いいたします。
今日のオススメ:暗やみの色/レイハラカミ